さすがイタリア製? シーコンコンフォートバック

これまでのところ、飛行機輪行で最強なのは、
オーストリッチのOS-500、というのが個人的な評価だった。

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これまでのところ、国内、海外ともトラブルはない。ただ、
RDがどうしてもバックの角に来るので、念のため
エンドから外して、タオルで巻いて、シートステーの間に、
テープで固定しないとならないのが面倒。

あと、ペダルも外さないとだめだし、
フロントギアが、裸のままだとバックを突き破りそうな感じなので、
(破れたことはないけど)、ギアカバーをしないとならない。


RDを外すのは簡単だけど、エンドは柔らかいので、
付けるときに垂直に入いらずに、ネジをなめやすい。
実際、なめてしまったことがある。


あと、キャスターがついていないのも運びにくくて大変。


で、シーコンのコンフォートを導入してみた。
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この間の能登遠征で使ってみた。
しかし、これがネットの評判とは違って、ちょっといまいち。


まず、良い点を書いておこう。

1. キャスター付きは楽。空港でゴロゴロ引きまわせる。駐車場が遠かったけど、楽に運べた。

2. ペダルもRDも外さなくてよいのは楽。サドルバックも付けたまま。

3. パッドは全体に厚く入っている。


で、悪い点。これがたくさんあるんだなー。

1. 全体に作りが悪すぎる。 

ジッパーは弱々しく、かつ粗悪品で、慎重に閉めないと、
ちゃんと噛み合わさらない。世界のYKKを使えよ、って感じ。


内部に、フォークとリアエンドを固定する金具とクイックがあるのだけど、
精度がとても悪い。フロントフォークの固定部分は、平行がでていなくて、
おまけに、微妙に幅が広い。クイックは粗悪品。要交換。


2. バック下部が垂れ下がっているので、地面と接触する。 
結果、早くも破れてきた。 スーツケース用のバンドで固定することを検討中。


3. パッド(マジックテープ付き)が2つ付属していたのだけど、
何に使うのかよくわからん。

そもそもマジックテープが、メスーメス(っていうのか)
なので、くっつかない。 まあ、なくても問題ないが。


4. 内部にホイール収納ポケットがあるのはよいが、それ以外に小物収納ポケットは1個しかない。

かゆいところには手が届いていないな。


5. ホイール収納部分のパッドが厚いのはよいが、ハブ軸付近の補強はいまいち。

クイックを抜いたあとに、プラスチックの保護具(ホイールを買ったときについてくるやつ)
は必須。横着して、片方付けなかったら、早くも破れかけていた。
つまり、飛行機に載せるときに、横倒しにされてしかも引きずられている、ってことだ。
飛行機輪行は、それを前提としないとだめ。
引き渡すときに、いくらおねえさんが丁寧に運んできたとしてもね。


6. RDはやはり、角に来るので、保護用の金具がついているのだけど、これを付けると
クイックの意味がなく、フレームの取り外しが面倒。


7. 後輪を外すと、当然チェーンが緩むので、チェーンを張る小物何かが欲しい

そういうのは付属していない。RDの保護のためにも、欲しい。


8. 重い。5kgはある?

シューズやら何やらをいれて、空港カウンターで15kg以上。他の荷物を加えると、
下手すると無料の上限20kgを超える。
ANAなら、プラチナメンバーなので、40kgまで無料だから気にしないけど。



どこかの日本のまともなメーカが作れば、もっとよい製品になるのになあ。
これが、国内価格5万円以上! 
wiggleで買ったので、3万円ちょっとだったけど、それでも高いな。


結局、オーストリッチのバックでもよいかもしれんな、と思い始めた。
まあ、もうちょっと使ってみよう。