心拍とパワー (その2)

仕事の逃避で、またちょっと解析。

前(11/1)に載せた図は、これ。
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心拍数とパワーは相関が弱い、と言ったら、あまり納得されていない方も
見受けられるので(カトーさんとか、シノラーさんとか?)、


それぞれ、時間方向に平均してみました。2分弱で移動平均を取って、プロットしてみると、

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となります(移動平均なので、上の図とちゃんとは重ならない)。


ははあ、みごとですね。心拍が上がると、パワーが上がる(右肩あがりの線)という
軌跡とその逆もみえます。しかし、その傾きは結構ばらばら。
心拍ーワットの図上でループを描いています。


もし、同じ傾きの線を行ったり来たりすれば(つまり、心拍とワットが線形な関係なら)、
最初の図の分散はなくなりますが、実際にはそうではない。
(1、2分の平均値でも)


こういう風にループになるのは、履歴を引きずっているということですね。
たぶん、パワーの方が。筋肉の性質なんでしょうか。
たとえ燃料を供給しても無限に同じ運動は、繰り返せないという。

一方、心臓の方はそうでもない、はず。