ツールド北海道市民(その2) day0-day1
今回もTdHは、地元DOKYU藤原選手、DOKYU関東組(浅倉選手、新出選手、西島選手)、Ready Go Japan ヨネクロフ大佐=米田選手と行動を共にさせていただく。
千歳空港でピックアップしてもらい、大佐号を私が運転して勝手知ったるヒラフに到着。天気はとてもよい。宿は泉郷の裏でStart/Goalまで1km地点と絶好。さっそく、ゴール前の15kmほどの試走に行く。
アンヌプリからの長いダウンヒル後に結構な登り返しがあって、しんどそうである。
で、翌朝。朝から土砂降り。またかよ。この時期、TdHは
高確率で雨である。去年も土砂降りだった。一昨年も。
テンションダダ下がり。
しかし、スタート時には雨は上がった。
Aクラス(登録、未登録、高校生)108名同時にスタートする。
オッティモ武末選手が優勝候補筆頭なのは明らかだけど、
DOKYU五十嵐さんから、フリーダム佐野選手が強いと聞く。
最初の坂は前から5,6番目で登る。集団はかなりゆっくり。
登り切ったところで、フリーダムの選手がしびれを切らして
抜けていく。あ、ちょっとまずいかな、と思って追ってしまった
けど、追いつかない(^^;
(佐野選手かと思ったらチームメイトだったみたい)
そのうち、DOKYU本谷選手と数名がやってきたので乗る。
けど、フリーダム選手には追いつけずにゴルフ場で集団吸収。
無駄に脚を使って、また長い登りに入ってしまい。ちょっと苦しい。
それでもまあまあ調子よく、ピークを10番手くらいで越えて、
濡れた下りに入る。
藤原さんが右手からスーっと前に上がっていく。
悲劇は次の右直角コーナーで起こった。ここは、試走の
時から要注意と思っていたけど、広いので大外を普通に回る。
しかし、内側から「真っ直ぐ」突っ込んでくる選手が。
なんとか衝突を避けるものの、道路外へ押し出される。
溝があって危うく落っこちるところだったけど、
体勢を立て直したくも、そこは農地の端でドロドロ。
大集団がガンガン通り過ぎて行くのでますます焦って、復帰できない。
ようやく復帰したときには集団は通り過ぎたあと。
しかも、泥がクリートに詰まって全然はまらない。
しょうがないので、ペダルをはめられないまま、下りを追走。
途中で同じく巻き込まれたニシジマ選手に追いつくも集団は
全然見えない。長い下りを終えて、鋭角コーナーを曲がった時に、
ようやく集団が見えた。
がーん、登り返しで長く伸びている。先頭は遥か彼方。
ああ、ジモティ藤原さんは危険を察知してたんだなー。
すぐ後ろで走れば良かった。
そこから、しばらくあがくものの、結局集団復帰ならず。
弱すぎる。。。
ここまで来て何やってんだろなーと、
がっくりしながらトボトボとアンヌプリ山麓を走る。
てっきり後ろには誰もいないと思っていたけど、
結構小集団がやってくる。
ここでちょっと悩む。
アンヌプリを越えて、あくまで完走を目指すか、
2日目、3日目にかけるか。残りコースは完全に分かっているので
そこでの消耗と天秤にかけて、結局、Bコースのスタート地点で自ら降りた。スタート待機していたヨネクロフ大佐に驚かれた。
オーベストの村上さんと再開。相変わらず元気そうでなにより。
この頃にはずいぶん天気が良くなった。
(村上さんも無事完走した)
結局この日は、武末選手が後続に3分差をつけて圧勝。
仲間内では、ヨネクロフ大佐女子クラス優勝、
DOKYUの駿君が総合7位、藤原さんがトップから17分遅れの11位、
小川さん16位、本谷さん18位、浅倉さん21位、新出さん25位、
エンガルで負けた菅原さん34位、西島君35位、
登りの強い五十嵐さんがトラブルで43位、
とDOKYUは初日にして駿君以外総合に関係なくなってしまった。
表彰式の頃には青空となり、羊蹄山をバックにした表彰台が
かっこいい。明日こそ表彰台に乗る!と強く心に誓う。
夜は藤原さんにマッサージしてもらう。
藤原さんは何度も北海道選抜で本戦を走っているし、今回も
本来なら北海道選抜として本戦を走っている人だけど、
諸事情により市民レースの方に参加。
2日目はレースでも大変助けてもらったのだ。
宿の手配はじめいろいろやっていただき、
アウエイなのに、ホームでのレースのように快適だ。
まさに至れり尽くせり。
(day2に続く)