ツールドおきなわ市民100km[レポート]

22位 3時間8分58秒(top + 1m33s) 完走322人


2007年に200kmを完走して以来、3年ぶりのツールドおきなわ。


210kmはとても無理そうなので、少しはレースできそうな100kmにエントリー。
コースも20km長くなって、登りも増えて自分向き、と
入賞する気まんまんで臨んだレース。


しかし、結果は出せなかった。
練習もこなして調子も良かったし、トラブルも特になく(脚はつったけど)、
何か大きく失敗したわけでもない。


単純に登りの力がゴールスプリントまで行った選手たちに比べて
ちょっと足りなかった。フンガワダムの300mの登りやその後も何度もある登り、
新コースの登りで消耗してしまい、最後の勝負どころの羽地ダム
への登りでは既に脚がなく、気持ちも切れてしまった。


完走が目標になってしまう200km(今年は210km)よりは、
多少は"レース"ができたので、楽しかったけど、
自分から"レースをつくる"には、市民100でも
まだまだ力不足を痛感。今回は自分からは何もできなかった。


集団にへばりついてた自分が言うのもなんだけど、
同じ先頭集団にいた選手は全体に消極的だった。
登りの強い人たちが5、6人はいたのだけど、アタックもかからず、
後半はとくにまったりペースになったために、結局最後は
スプリンターの遠藤選手に優勝をさらわれてしまったのは、
クライマーな選手にとっては失敗だったのじゃないだろうか。
せっかくコースが厳しくなったのに。



さて、また来年に向けて練習しますか。


以下、優勝したわけでもないのに無駄に長いです(^^;;

金曜日

今回は金曜日に沖縄入り。泊まりは延長されたコースの
羽地ダム手前にあるカヌチャベイリゾート
ちょっと名護から離れていたけど、新コースの試走には便利。軽く走る。

このホテルは、ゴルフ場の中にあるようなもので、
中の移動にはカートか車が必要。もしくは自転車。


部屋も風呂も廊下も(自転車乗れるほど)広くて快適だった。
ベランダのジャクージーに入る暇がなかったのが残念。

土曜日

いつものように「おはサイ」で、羽地ダムを登ってつり橋まで往復。
25kmほど。このときはまだ雨は降っていなかった。

昼に受付に行く頃には土砂降り。受付ではムラカミさん夫妻や、
ホッタくん、まゆちゃんと会う。リゾネックスに届物をしたあと、
カヌチャに戻る途中で、向うからオーベストジャージが。ナカオだった。
雨の中ごくろうさま。



日曜は完全に雨予報で、覚悟して雨レースの準備。
ホイールは、前 キシリウム+パナA 後は、レーシングスピード+カーボンコン
プ。ブレーキシューも前はスイスストップ緑に変更。後ろは黄色のまま。

ところが夜寝る直前に天気予報を確認すると、曇りに変わっていた!
外に出ると星も見える。これはラッキー。
100kmの新スタート地点の「奥」で2時間くらい待たされるだろうから、
雨は本当にいやだったので。

22時前には就寝。

日曜日

4時半に起きて、沖縄そばのカップラをすすり(ツリ対策の塩分摂取のつもり)、
5時に名護に向かう。名護キャッスルで、セカンドウィンド&京セラの方達と合流して、
車2台で、140kmスタート地点に向かう。


オクマでマツナガさんとクニキヨさんをおろして、ダムの登り口に駐車。
ここから約25kmほどアップを兼ねて奥まで走る。7:20くらいスタート。
車はあとで50km組の仲間が回収してくれた。


天気は曇りで、青空もちらちら。路面は乾いている。
前輪もレーシングスピードにしなかったのをちょっと後悔。
でも結果的には、雨仕様で正解だった。


ヨッシーとゆっくり走って、最後の登りだけ少しもがいて、8:20頃にスタート地点到着。
すでにたくさんの選手が集まっているが、出走確認票の投函時間(7:50)は関係ないみたい。
1スタート直後の登りをもう一度登ってアップ終了。十分体が暖まった。調子もよい感じ。


スタート直後から登りなので、前の方からスタートしないとまずいことになりそう。
うまくKIDS軍団の後ろをキープして難なく前の方からスタートできた。


しかし、登りが超遅い。上げたくなるのを我慢して、ヨッシーと前から10人以内の
位置をキープ。

追い風の海岸線は楽なペースだったが、無駄に引かないように位置取りに気をつける。
自転車初レースのヨッシー@トライアスリートは、私の後ろにつく作戦(笑だそうで、
常に見えるところにいる。

オベのヒラサワさんも前の方に上がってきて積極的。
トンネル落車もなく、無事にフンガワダムの登りが近づいてきたので、KIDSの選手と一緒に
位置を上げたら、先頭で登り突入。ここまでは順調。


前半はまあまあのペースで登る。しかし、一旦緩くなったあとの登りで、
周りの選手が楽そうなのに、こちらは黄色信号。かなり苦しい。
次のコーナで登りが終わるはず、と思ったらまだ続いてがっくり。


と、あるコーナで、何やら見慣れた人が道端に。オベ風さんでした。
なんでこんなとこにいるのー?と叫んでしまった。何やら言っていたけど、
聞き取れなかった(あとであり得ないメカトラの話を聞いて笑ってしまった)。


そうこうしているうちにどんどん苦しくなって、両ふくらはぎ、
前ももがつり出して、最後はよだれ全開。
ピークでなんとか集団最後尾にくらいついて、下りへ。
ふー、なんとか生き延びたって感じ。
登り返しで確認すると、30人くらい。
こんなに苦しいのにまだこんなに残っているのか。。。と
がっくし。


下りは結構濡れていて、ちょっと怖い。でも下りきると、人数が半分くらいに
減っている。あれ、意外とみんな慎重?


しかし、次の長い登り返しはまったりペースになったので、また30人くらいの
集団に戻る。さっきよりは体がかなり楽になった。イチマルさんの予言どおり(笑
しかし、脚がつっていて、ダンシングができない。
集団前方には圧倒的に楽に登っている数人の選手がいる。
ここで、周りの選手に取材すると、前に逃げている選手がいるという情報と、
ここが先頭という情報が錯綜。


高江までのアップダウンもまったりペース。しかし、どうやら、
前二人が逃げているというのは確からしいので、みんなに回して追いつこう、と
声かけるも協力してくれるのは5、6名。うーん?
あまり脚は使いたくなかったけど、ちょっと使ってしまった。


平良手前あたりでオフィシャルカーから、「前二人逃げ1分差」と聞いて
ようやくみんなが危機感を持ち出すものの、やっぱりペースはあがらない。


源河へのT字路を過ぎて、次の長ーい登り返しあたりでもまだ1分差。
ちょっと絶望。ここの登り返しがたいへんにつらい。試走をしたから
わかってはいたものの。


なんどかの登り返しもそれほどペースはあがらずまったり。平地はもっとまったり。
オベのC村さんがペースを上げようとするものの協力する選手はほとんどいない。
それでも、次にオフィシャルからタイム差を聞いたときには、30数秒差になっていて、
しばらくしての海岸線でどうやら逃げていた二人を吸収したみたい。
吸収のときは見てなかったけど、見慣れないジャージの選手が混ざっていたから。


このあたりで雨がときどき降っていて、路面はスリッピー。
下りで、KIDSの選手が落車。でも、次の登りですぐ追いついてきた。
この人はとても登りが強い。
他にも登りがかなり強い選手が5、6人いたけど、登りきるとまったりしてしまって、
結局集団は30人ほどから減らない。
完全に耐久サイクリング状態。


しかし、こちらももう限界。大浦から羽地ダムへの登りに入る。
ここが最後の勝負どころ。登りに先頭で入るものの、ずるずる後退して、
10数人に行かれてしまう。ずっと前後して走っていたC村さんにも
ついに遅れて、トンネル過ぎて右折したころには、先頭が見えなくなってしまった。
後ろもいなくなって一人旅。
ここは最後にもう一踏ん張りできたかなあ、と今からだと思うけど


トンネル過ぎてもまだ登り、一旦くだってまた登り返す。ここで、後ろから6人ほどに
追いつかれてしまった。この人たちと最後まで行く。
さきほどの登りで千切れたくらいなので、みんな脚が残っていなさそう。
なんとか集団頭を取れるか、と思ったけど、やはりスプリントは別物みたいで、
この16位争いの集団でビリ。で、結局22位。よわい。。。

まあ、先頭集団(13人でスプリントだったらしい)に残れなかった時点で
順位にはさして意味がないけど。


ゴール後は、マッサージコーナーに直行して、専門学校の生徒さんにマッサージしてもらう(無料)。
途中で脹脛が強烈につって痛かったけど、直してもらった。


成績はともかく、全体に楽しく走れて、怪我もしなかったので上出来でしょう。
#知り合い関係も落車が多かったので。

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