全日本選手権と世代交代
言わずと知れた日本最高峰のロードレース。今回は世界のアラシロ、フミ、ドイ、ミヤザワが勢揃い。
迎え撃つ国内ファクトリー、そしてより身近なクラブ系選手。
これは見逃せない!
しかし、私はドイツ出張中。見れないじゃん。とは言ってもそもそもテレビ中継すらない。
海外のレースは生中継するくせに、それはないんじゃない? J Sportsさんよ〜。
ところが、U-streamで生中継してくれるという情報を得て、朝3時、早起きして
ノートPCで観戦。おお、ホテルのとろいネットワークでも普通に観られるじゃないか!
すばらしい〜〜。
でも、この解説やレポータはなんだんだよ〜。あなたたち、たくさんの人が視聴しているの、
意識してる? ついったー情報によれば「くりらじ」の人たちなんだと。
そもそも「くりらじ」がわからん。
まあ、いい。生でレース展開がわかるだけでも画期的だ。
レースはとても面白かった。フミが逃げ、捕まって、最後はスプリントで勝った。
完璧だ。
プロ1年目のゾーノ選手がほぼ3位同着の4位に入った。
でも、もっと大きな関心は同じレースや練習でも一緒に走ったことがあるクラブ系選手達。
オーベストの面々や六本木氏。なるしまの選手たち、などなど。
六本木氏は最後までプロ集団に残った唯一のクラブ系選手。
ただし、ジャージが地味すぎて分かりにくい。
一方、オーベストのジャージは集団の中でも分かりやすい。だんだん人数を減らすメイン集団に
常に、二人は確認できた。bossとセイ君だと思っていたら、野獣オハラもだったらしい。
中継では誰が完走したかまではわからなかったけど、これまた現地のタンゲ特派員からの
ついったー情報で、野獣と中野セイくんが完走したとのこと!
bossは、最終周回で降りたとも。
これは、なんというか、、、感動した!
ついにオーベストでもboss以外に全日本選手権で完走する選手、それも生え抜きの若手が現れたのだ。
たぶん、他チームの人たちにはわからないかもしれないけど、
これは7年間のオーベスト史に残る画期的出来事なのだ。
新しい時代が始まったともいえる。
野獣なんかオベ練に来だした頃は、ペダリングもフォームもぐちゃぐちゃの
体力と下りの度胸だけはある、あんちゃんだったのに。
セイ君はオーベスト創立以来の実業団選手。
あのころはイオキベ選手とbossと3人しかいなかった。
bossはプロの混じるレースではいつも孤軍奮闘。オーベストの成績=bossの成績という時代がずっと続いていた。
セイ君はもともとセンスのある選手だったのだけど、いつもbossに怒られてた。
お店では人当たりの良いbossも、昔でいうBR-1選手クラスにはとても厳しい。
才能ある若手もたくさんいたのだけど、なかなか育たなかった。
セイ君は落ち込んだり、復活したりだったけど、最後までしぶとく生き残った。
それが、今、25歳前後の若手選手達のリーダ格。頼もしくなったなあ。
まあ、bossに言わせればまだまだなんだろうけどね。
これからもどんどん強くなって、野獣、ナカオ、ナルケ、Do君を引っ張って行って欲しい。
いや、プロで活躍する、というのもあるな。プ(ータ)ロじゃなくて。
どっちにしろ応援するよ。