ツールド北海道市民

16日 (前日)

鹿児島空港に行く間に2度の事故渋滞、おまけにいつもの安い駐車場が満車という
アンラッキーにあいつつも、千歳空港で、きゃぷてんと合流。レンタカー(ハイエースとパッソ)を、
借り出して、あとから着いた大佐、軍曹、でんくん、まさを空港でピックアップ。
ハイエースはレンタカーのくせにボロいけど、ハードケースx3、シーコンx2、ソフトケースx1は余裕。
新さっぽろのホテルにチェックイン。

17日

1km個人タイムトライアル 1min 32.9sec (top + 7sec) 上級クラス10位(総合31位)


朝から雲行きが怪しく、会場の夕張平和運動公園に着く頃には雨。ときおり強く降る。
かなり寒い。1kmのタイムトライアルコースは、直角コーナーが2カ所のあと、3%くらいの登りが300mくらい、
ロータリー後に、3%の下り300mというレイアウトで、雨で滑る路面もあってテクニカル。
登り斜面は緩いが終始向かい風でパワーがいる。

下位クラスでは最初のコーナーで落車している選手がちらほら。ここは無理しないことにするが、
次の登り口の直角コーナーのライン取りとスピードが結構ポイント。ロータリーも無理せず、
登りと下りはフルもがき、という作戦。

チームの中では一番目のスタート。しかし、かけていたギアが重すぎて踏み出しから失速。
濡れたコーナーは無難にまわったが、登りはもがききれずにあっという間にロータリーで、
あっという間にゴール。 
うーん、出し切れなかった。。。終わったあとあまり息切れてないし… orz


マーク大佐が27秒台で、上級クラス1位のタイムをたたき出したものの、
登録選手含めた総合では信州大学の中村選手がダントツの25秒台。
キャプテン26秒台でクラス2位、軍曹27秒台で惜しくも4位。
くにきよさんは僕より0.08秒速くクラス9位。
うちの期待の新人でんくんはそんな僕よりさらに5秒ちかくも遅くて、がっくりしている。
僕よりは圧倒的にパワーはあるのにどういうことだ?

寒い雨の中、表彰式が長くてしんどかった。各クラスが終わったら即表彰式をしてほしいところ。

サルト夫妻と会えた。やまださん@ヒルズも雨の
中応援にきてくれてありがたかった。

18日 109km(穂別〜江別)マスドレース

上級クラス 11位 (総合36位) (top+4min1sec)



今朝もどんよりと曇っている。ゴール地点の野幌総合運動公園に6時前到着。バイクをトラックに積み込み、6:40バスでスタート地点の穂別に向かう。8:00過ぎに穂別に到着するころにはしっかり雨が降り出す。。。おまけに寒い。
気温は15度ないかもしれない。33度の鹿児島からくると冬だ。北海道の9月をなめてはいけない。
ウエアは悩むが、ジャージの下にオーベストベストを着込んで、レッグウォーマーはなしにした。
アームウォーマにキャップ。結果的には正解であまり寒さは感じなかった。


雨のため、ウォームアップはほとんどできずにスタートに並ぶ。
未登録上級クラスは、登録組、高校生と同時スタートだが、登録の後ろに並ばされる。
しかし、パレード走行のうちにキャプテンと先頭に出て問題無し。


アップもしてないし、最初の峠までは集団内でおとなしくする予定が、
キャプテンがいきなりジャブを繰り出し、マーク大佐も前に行くと追わざるをえない。
ここで頑張っても峠までには逃げは決まらないので、あんまり脚は使いたくないところだけど、
まあ、ウォームアップと思ってつきあう。調子は悪くない。
自然とブルージャージが集団前を固めてよい感じ。
峠に入ったら軍曹が二人で先行。キャプテンと一緒にxx番の選手の後ろにつく。
この選手はずっと引き続けているので、あえて静観。


峠の中盤すぎても妙に脚が軽い。息も切れない。
もしかして絶好調?と勘違いしてしまうほど。
そのうち軍曹が集団に戻ってきて、やや斜度がきつくなったところで、
ニセコの外人選手を皮切りに強烈にペースアップがはじまる。

最初のうちは余裕で対処できていたのに、KOMまで残り1kmあたりの橋で急失速。
あれれ、みんな登り速い、、、と思っている間に50人くらいの集団最後尾まで落ちる。
やばい、このままでは2008年の再現だ。


KOMを必死で通過するものの、ばらばらと千切れ組に。これはまずい。
しかし、雨がかなり強くなり下りでの大集団の速度が上がっていない。
5,6人の選手でまわして夕張市への右折の前に集団復帰。ふー、危なかった。


沖縄と違って、片側1車線しか通行止めにしていない。
大集団は1車線を完全に塞いでいるので、ここで落車があると、
対向車線にはみ出して、大事故になりかねない。
対向のバスやトラックが大集団の脇を通るとひやっとする。
できれば対向車線は集団が過ぎるまで交通封鎖してほしい。


しかし、集団の前の方の選手(登録選手が大部分)は安定していて、
一部を除いてあまりふらつかないため、走りやすい。大集団の先頭付近まで上がる。
先頭付近には、セカンドウインドの5人がきっちり陣取っている。
他にチームで動いているのは地元、どうきゅう。
Nisekoのチームや、輪駄も複数の選手がいるが、協調して動いているようには
あまりみえない。


夕張平和記念公園の手前くらい?からキャプテンアタック。しばらく逃げ続ける/
トンネル過ぎの下りから平坦にはいって右折。長沼町付近のアップダウン区間が始まる。
キャプテンの逃げが吸収されてからも、
リーダージャージ信州大など断続的にアタックがかかり、休む暇がない。
すごく速いわけではないが、アップダウンもあってじょじょに脚が削られて行く。
最後の山を前に集団のスピードもアップ。山は前で入らないとまずいと思いつつ、
集団内の位置をキープできず、ずるずる下がってしまう。


長沼のスキー場へ最後の直線登りで集団が伸びる。くにきよさん、でんくんが前に上がって行くが
いっぱいいっぱいで上がれない。本格的な登りに入ったときには、
先頭はかなり前。ここの登りは斜度的にも得意な部類のはずだったのに、これでは
どうしようもない。ヘロヘロでKOMを越え、下りに入る。
カーブのきつい下りで何人も選手が転けているが、
先月下見で走ったので余裕。濡れた路面もR-Sysエグザリットは不安がない。


しかし、下りきって左折したときには、集団はもう見えなくなっていた。ジ・エンド(;_;)
ここから千切れ組で協力して回す。かなり綺麗にローテができて、前から落ちてくる選手を
どんどん吸収。その中にはSFIDA遠藤選手もいて、千切れ組を積極的にひっぱる。
でんくんも落ちてきた。しかし、最後の3kmくらいで遠藤選手含む5人になってしまい、
でんくんも消える。


最後はもうスプリントする気もなく流してゴール。トップから4分遅れ。クラス10位。この集団には上級クラス選手もいて結果的に8位争いだったもよう。うちのチーム以外は自分より前にいた未登録選手は4人だけだったようだ。


トップはリーダージャージ信州大りゅうたろう選手。最後のKOMで抜け出し、平坦25kmを3人で逃げ続けたらしい。
とても強い。しかも妙に爽やかで礼儀正しいイケメンという珍しい?ロード選手。


大佐と軍曹を含む追走集団がうまく機能しなかったらしく、大佐おかんむり。
最後の直線300mで、別々に3人落車したらしい。そこで無理するんなら、もっと前から
追走しろよ、と。


もしかして、道車連のポイントとか関係しているのかなあ? これは最終日のクリテでも感じたのだが。
そうだとしたら他県の選手にはちと迷惑な話。
千切れ組で無理してスプリントしてもしょうがないのに。

ーーメモーー
補給食は、 ザバスリキッドx3(フラスコ)を3/4くらい+カーボショッツx2、ボトルは1/5くらいしか飲まなかった。

19日

 モエレ沼公園クリテリウム 周回 2.7km x 13周 36km、Aクラス 30位(+7min30s)

今日は雨はないものの、曇りで寒い。コースは広大な公園内の外周路と、
ブロック舗装の歩道をつかったもので、途中に丘あり、バンプあり、直角コーナーありと
なかなか変化に富んでいる。単純なクリテリウムというより、むしろ周回ロードレースに
近いかも。パワーが要求される。

総合はマーク大佐とトップは19秒。しかし、トップにはボーナスタイム10秒なので、
十分逆転可能だ。 軍曹もトップ+20秒で総合表彰台圏内。
上級クラスの優勝、入賞はもはや眼中にはない。



総合上位10人はシードということで、最前列に並ぶ。
いちまるキャプテン、私、くにきよ、でんは未登録のさらに中盤なので
スタート位置はよくない。マーク大佐は2周目からアタックして、チームTT的に
走ると言っているので、それまでに、先頭まで上がらなくてはならない。

観客も結構たくさんいて、なかなか盛り上がるスタート地点。TD本戦を完走した、今田さんにもスタート地点で
会えた。

スタートが切られる。いきなりハイペースだが、キャプテンがガンガン前に上がって行く。
しかし、それにつけない。直角コーナーを連続、直線下り、丘と一列棒状。
1周回戻ってきたときには集団後方でとてもまずい位置。
くにきよさんが「いきましょー」と猛烈にもがいて前に上がって行くのにもつけないず、
3周回あたりで完全に千切れる。
弱すぎ。。。1周頑張るものの、後続集団に吸収。
くにきよさんはちゃんと先頭まであがってアシストしたらしい。

千切れ集団はペースが遅く、しかもローテが上手く回らないためフラストレーションが
たまる。そのくせ、なぜかゴール前で急激にペースアップする選手がいて、わけがわからない。
さらには、よそ見して落車する選手まで。
前の集団に追いつかないのは明らかだったが、トップにラップされないためにも3、4人上手な選手と
協調して抜け出せばよかった。
そのうちでんくんのいた後ろの集団にも追いつかれて大集団に。でんくーん、こんなところにいちゃだめだよ。
せめて前でペースアップに協力してくれなきゃ。


ゴール前を通過するときに、セカンドウインドとDOKYUの選手が抜け出しているらしいアナウンスがあった。
たぶん、マーク大佐だ。
11周目あたりに、トップが近づいていると観客から情報もらうが、ペースはあがらない。
12周目の残り1kmでついにマーク大佐とDOKYUの斎藤選手の二人逃げにラップされる。
イェロージャージではない! 逆転総合優勝か?

そのあとゴール。ラップされたのになぜかまたスプリントしている千切れ集団。
ゴール後に係員に止められたが、あと1周では?なんて言っている選手もいる。うーん。。。

前にマーク大佐がいた! 1位!総合で逆転!!! ウォー、これでビール飲むぞーと雄叫びあげている。
メイン集団ではキャプテン、軍曹、くにきよさんがアシストとして頑張ったらしい。
自分はアシストすらできなくて情けなかったが、総合優勝をだせたのは素直に嬉しい。


上級クラスは1位マーク、2位軍曹、3位キャプテン、4位くにきよ、と上位独占。
ラップされた自分の集団は全員DNFかと思ったら、順位がついていた。
だからみんなゴール前だけは踏んでたのか。安全のためにも周回レースでは
トップが近づいたら降ろすべきだと思うけどなあ
ボーナスタイムといい、スタート前に説明がなくてちょっと不親切。


ゴール後はいろいろな車連の人たちに声をかけられる。
鹿児島からわざわざ参加して、だいぶ目立っていたようだ。
プロと同じステージで、マーク大佐がイエロージャージ(Lサイズだったのでぴちぴち(笑を
もらって、信州大の選手たちと記念撮影。南幌温泉に移動して、北海道的なBBQで打ち上げ。
マーク大佐も今日は機嫌がいい。それぞれ出し切って、さらに良い成績を上げられたので、
はるばる遠征したかいがあった。個人的には全然駄目駄目だったが。


来年は美瑛の方らしい。きつい山もあるそうだ。
沖縄ともまた違う公道のレースは楽しい。
また来よう。今度はもっと鍛えて。



3日間総合Aクラス  35位/108人(top + 11min36sec)

マーク大佐 1位

まつなが軍曹 7位 +1min57sec

いちまるキャプテン 19位 +4min19sec

くにきよ 20位 +4min25sec

でんくん 37位 +12min26sec