爆走1200kmを終えて

最初計画を立てたときは、1日200km弱だし、一人でも楽勝ではないかと思っていた。

しかし、それは大きな誤りで、オーベスト、ブラームス、Fitte、ぞうぞう鼻、パイン(一人二役含む:-))の混成のベテラン自転車乗りの献身的なアシストがなかったら、とても無理だった。毎日ぼろぼろに疲れて、あと1日か2日余計にかかっただろうし、事故っていたかもしれない。

前半の700kmくらいは、常に6人以上の仲間が僕の前を走ってくれて、とても助かった。体力的にもそうだし、危険回避という面でも集団の威力は大きい。アクシデントの際も頼もしい。みんないつも練習している仲間なので、ペースもラインも安定していて、後ろについていて安心感がある。これだけの距離を毎日走っても遅れる人がいないというのは素晴らしい。後半は、松山ー八幡浜だけは、強い向かい風の中、フェリーの時間が迫っていたので、シノラーさんと先頭交代して全開で走ったが(足がつりそうだった)、それ以外はほぼシノラーさんに付き位置。落車のせいで体が痛くてしようがなかったのだけど、おかげでペースが落ちずにすんだ。

12年前に東京に転勤になったときは今回の仲間は誰も知らなかったわけで、本当に人の縁の大切さを感じる。今回の旅でもシノラーさんの仕事仲間の方に大変お世話になった。新天地でもまた新たな人の輪が広がるのが楽しみだ。